サーフィンをしていると、同じ波には二度と出会わないという。私たちが携わるデザインも、とりまく様々な条件のもと、ユニークで唯一無二のものが生まれる。
先の東京オリンピックのロゴマーク問題。デザイナー=絵を描く人?くらいの認識の方も多かったのでは。デザインという仕事について考えてもらえる良い機会だった。
全てがものすごいスピードで流れてゆく現代において、停滞は衰退と同じ意味を持つ。作り手側も10年前と同じ感覚では、時代とマッチしたものなど到底作れはしない。
プログラムの必要なAIにとって、ゼロから何かを生み出すのは難しいだろう。イマジネーションを増幅させて作りあげるデザインの力は、この先ますます必要性が高まる。
発展の影に「思い」あり。「お客様に喜んでいただきたい」「人々の未来を支えたい」「役にたちたい」など、最終的に「思い」こそが強い原動力になる。
私たちが目指すのは、感動的なものづくり。デザインによって価値を高め、より豊かな未来を創造すること。昨日より今日、今日より明日を、常に創造しつづける。